雑誌などでよく「朝ごはんをキチンと食べましょう」という呼びかけが行われています。規則正しい食事で健康をキープする目的なのですが、起きたばかりの朝は食欲がない人が多いかもしれません。
そこで考案されたのが「朝食抜きダイエット」。朝ごはんを抜くことで1日のカロリー摂取量を減らす方法です。計算上は確かに痩せるはずなのですが、実は私、この方法を何度か試したのですが、毎回残念な結果に終わっていました。調べてみると、その原因は食事のタイミングに根本的な問題があるということがわかりました。
まだ農耕文明が発達していない頃、人間はいつ食糧を得られるかわからず、飢えの恐れを常に抱えていました。何とか食べ物を得た時には、すばやく栄養分を体に取り込んで蓄え、次の食事まで生き延びられるよう耐えていました。その頃の体内システムは、現代人のわたしたちにも残っています。
食事間隔が空いて飢えを感じると、体は自分の命の危機を防ぐために反応を起こし、栄養の吸収率が上がるとともに体脂肪を蓄えやすくなります。
また、ホルモンの影響で、昼より夜の方が体脂肪を蓄えやすいともいわれており、午前中の飢餓の影響も残る夕食時の食事は1日3食の場合より贅肉になりやすいようです。
それに、空腹を我慢すると、つい1回の食事量が増えがちに。すると胃腸は大量の食物を消化するために長時間働かなければなりません。
消化吸収が行われている時には作業を妨げないよう排泄機能にストップがかかるため、お通じが悪くなってしまう場合も。
ダイエットを成功させるためには、朝ごはんが必要。ただし、無理やりたくさん食べることはストレスにつながってしまいます。
ドリンク類、またはジェル状の食品なら喉を通りやすく、取り入れやすいでしょう。
朝を食べるとともに、夕食を少し軽くすることを心がけてみましょう。眠っている間にしっかり消化を済ませれば排泄機能もよく働き、一日の始まりを気持ちよく迎えることができるはずですよ。